カテゴリ:ブッキンと年金の話( 31 )
年金支給減額ご存知ですか?
厚生労働省は27日、2012年度の年金支給額について、物価下落に伴い0.3%引き下げることを正式に決めた。政令を改正し4月分(支払いは6月)から実施する。支給減額は2年連続。
 現在、国民年金を満額の6万5741円受給している人は200円減って6万5541円に。夫婦で厚生年金を23万1648円受給している標準的な世帯では708円減の23万940円となる。
 

   これは昨日の熊日朝刊の記事であります。
 ここまでは法律で決まっていることですから政令改正で済むことで文句は言えませんが、加えて10月分からは、本来より2.5%高い「特例水準」を解消するため、さらに0.9%減額する方針で、厚労省は近く関連法案を通常国会に提出するとのこと。法案が成立すれば、10月分から来年3月までの引き下げ幅は1.2%に広がるそうであります。
 このことは国会で議論され、法案が成立しなければそのようにはならないのであります。

 しかし、年寄りは本来よりも高い年金をもらいすぎている。不公平だから本来の水準に戻すべきだという圧倒的多数の世論に押されて間違いなく成立することでしょう。

 また本日の報道によりますと、民主党の年金改革案は「すべての人が同じ年金制度に加入し、職業を移動しても面倒な手続きが不要となるように、年金制度を例外なく一元化する」ということに対して、技術的に困難。制度の完全移行までには40年程度必要。という問題点が指摘され、「消費税を財源とする最低保障年金を創設し、すべての人が7万円以上の年金を受け取ることにする」ことについても消費税の大幅な引き上げが必要。中高所得の厚生年金受給者の受給額が減少するのではないかという問題が指摘されているのであります。

 40年先を見据えると、消費税は17%ぐらい必要となるそうで、小手先の8%~10%ぐらいでは不足するのだそうであります。

 一体全体どうするつもりでしょう。長生きはしたくないものであります。”年寄りは死んでください国のため”と言われる前にこの世からおさらばしなければなりません。
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by bukkin | 2012-01-29 17:14 | ブッキンと年金の話 | Comments(2)
来年度の年金額はそのまんま
 今日の熊日朝刊第一面に「年金額 来年度 据え置き」という小さな見出しの記事を見かけました。

 それによると2010度の公的年金支給額は、現在の水準で据え置きとなることが14日固まったとのことであります。

 年金額は物価などの変化に応じて改定される仕組みになっています。

 今年の消費者物価指数はデフレの影響もあって下落傾向にあるようですが、04年(平成16年)の百年安心と言われた年金大改革で設けられた規定に基づく支給減額の水準には至らないとの見通しとなったのだそうであります。

 我々年金受給者にとっては、据え置きとなってもデフレのため物価が下落傾向にあるために不利益は少ないのであります。

 少子高齢化社会の到来に備えて、04年改革で導入された「マクロ経済スライド」によって、年金給付が抑制されていますので、給付額が増加することは殆ど考えられませんので、現在において支給額が減少しないことは嬉しいことでございます。

 なんだか一年寿命が延びたような気がいたします。
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by bukkin | 2009-12-15 17:44 | ブッキンと年金の話 | Comments(4)
鳩山政権の公的年金の考え方。
 昨日民主・社民・国民新3党による連立政権が発足いたしましたが、幾つかのマニフェストの中で気になるのは公的年金制度の改革のことであります。

 民主党のマニフェストを簡単にまとめてみますと
 〇 国民・厚生・共済年金を統合し、全て一元化するというものであります。
 〇「所得比例年金」を創設する。
  (・納めた保険料に応じた給付を行う。 
  ・保険料は一律15%、サラリーマンは労使折半、自営業者は全額自己負担)
 〇 消費税を財源とする「最低保障年金」を創設。
  (・全ての人に月額7万円給付 ・所得比例年金を一定額以上受給できる者は減額)
 〇 改革に必要な法律を平成25年までに成立させる。
  (新制度への完全移行には20~40年の相当年数を要する。)

b0032380_17504881.gif このような改革が果たして可能でしょうか? 喫緊の課題なのでしょうか?
 100年安心と言われた平成16年度の改定は現在進行中です。


 〇 厚生年金の負担割合を13,58%→18,3%へ増やす。
 〇 国民年金の負担金は13,300円→16,900円で固定する。
(厚生年金保険料は毎年0,354%、国民年金は月額280円ずつ引き上げて2017年に固定)

 〇 年金額改定はマクロ経済スライドの導入(2023度まで20年程度調整)
  ・現役世代の所得に対する年金支給割合を59,3%→50,2%へ引き下げていく。
  ・平成12,13,14年度の物価スライドをしてなかった分1,7%分は、物価上昇しても年金額は据え置き・物価が下がればその分は引き下げ。
 
 また、報酬比例部分の支給繰り下げを定めた平成12年の改定が平成25年度から開始されることが決まっています。
       以上のことは一体どうなるのでしょう?
 
ここ数年間、国会の審議に注目しなければなりません。眼が離せないのでございます。
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by bukkin | 2009-09-17 17:42 | ブッキンと年金の話 | Comments(2)
年金改革案は現実的か?
 自民党の麻生太郎氏が基礎年金部分を全額税方式に変更し、財源は消費税率を現行の5%から10%に段階的に引き上げて充てるとする年金改革案を「中央公論」に寄稿しているとのことです。

 驚きました!これまで政府与党は年金は社会保険方式が望ましく、税方式はなじまないと言っていたにもかかわらず、このような考えが自民党の中から出てくるとは信じられない思いです。

 少子高齢化の中で、若者の年金離れが著しく、社会保険方式のままでは年金制度の崩壊は時間の問題となってきました。

 全額税方式は、民主党の持論である上、民主党が年金記録不備問題を国家プロジェクトとして解決に取り組むべきだとしている考えにも「賛同する」と麻生氏は明言したとのことです。
 
 また、年金問題は与野党の垣根を越えて国会全体で取り扱いを監視しようと呼びかけもしていまして、年金制度は抜本改革しか、国民の信頼を取り戻すすべはないといっています。

 この考え方は政界再編に繫がるものであります。

 全額税方式にした場合、これまで保険料を負担して来た人とそうでない人との不公平の解消はどうするつもりなのでしょうか?麻生氏は「支払った人の分はそれを記録し、それに応じた金額をプラスアルファ分として支給する」と述べていますが、消費税を10%にすれば莫大な財源がいる年金支給が可能となるというのでしょうか?本当にそんなことが可能なのでしょうか?

 税方式に移行した場合は、企業は厚生年金の半分負担がなくなりますのでその分を従業員の給料として還元しても良いはずですが、企業はそんなことをするでしょうか?
 もしそれが実現したとしたら消費税が10%に引き上げられても年金保険料納付がなくなりますので従業員の負担は軽くなり、消費生活もあまり落ち込まなくてもすむようになるとのことですが、そんなにうまくいくとは思われません。

 とにかく年金制度の安定がなければ、国家不信になりこの国は滅びます。

 以前、年金広報専門員として行動したことを纏めたことがありますので、もう一度「ブッキンと年金」(25回連載)を読み返してみたいと思います。
by bukkin | 2008-02-08 14:36 | ブッキンと年金の話 | Comments(0)
ブッキンと年金の話終りました
 b0032380_1327074.gifやっと、3年前のものを貼り付け完了しました。

 ブログ開設をしたものの何を書いてよいのか分らず。年金改革が話題になっていましたので以前KSNに投稿した事を思い出して、3年前のものをペーストいたしました。

 今年の6月5日新法が成立いたしましたが、年金法の精神に変化はありません。
 最初、新しい法律に付いて書いてみようかな?と思いましたが自信がなくて旧法に付いての考え方を再度貼り付けたものです。

 25回の連載でしたので、途中から気付かれた方は読みづらい面が多々あったと思います。
 ブログの特徴として最新の記事から順に表記されるため過去のものは下に下がってしまうので、最初から読むのは面倒なのです。

 連載終了に当たって、順を逆転させましたので読みやすくなったと思います。
 カテゴリの「ブッキンと年金の話」をクリックされますと、まとめて読む事ができます。

 短編小説くらいの長さですので、お暇の時に最初から順にお読みいただければ幸いでございます。
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by bukkin | 2004-12-03 13:29 | ブッキンと年金の話 | Comments(4)
ブッキンと年金NO,1ーはじめにー
 KSN-MLに予告しましたが、ブログ開設の記念に3年前にMLに連載投稿したメールをリバイバルして、マイ・ブログに貼り付けたいと思います。

 題は、「ブッキンと年金」です。

 2001年の5月から6月末日まで24回にわたって書いたものですが、長いものを分割していますので、25回の連載になります。

 3年前のもので時代遅れですが、公的年金の考え方に変化はありません。

 実は、平成16年6月5日に年制度改正の法律が成立しましたので、このことについて考察したいと思いましたが、もうすでにボケが進行中で自信がありません。

 3年前のものを読み返してみると我ながらまだボケもなく、案外良く出来ているのではないかと自画自賛しています。

 それでは、貼り付けを開始いたします。

ブッキンと年金  NO1

”年寄りは 死んでください 国のため”

 このような川柳があるのをご存知ですか?私は定年退職後この川柳に接し、愕然としました。長生きすることは罪悪でしょうか?
”年金は世代と世代の支えあい”この言葉を胸に刻んで何の疑問も抱かず黙々と年金納付を続け、国民としての義務を果たして、やっと若い世代にバトンタッチをし、何とか公的年金を受給できるようになったのに、なんと言う情けない悲しいことを耳にするものかと思いました。

 先日の新聞報道(5月21日・熊日・射程)によると、国民年金の保険料未納者が、1999年3月末で265万人に上ることが社会保険庁の調査で分ったとのことです。
3年前の調査より92万人も増加している。これに未加入者99万人、低所得などによる免除者443万人を加えると、保険料を負担していない人が全対象者の36%を占める。
国民年金の「空洞化」が一段と深刻化しているのだ』と述べられています。
 ここで見落としてはならないことは、この数字の背景です。
国民年金に加入しなければいけないのは、20歳以上60歳未満の我が国に居住している全ての人で平成12年3月末現在、約7161万人いるそうですが、この記事で問題になっているのは、第1号被保険者(自営業・学生・フリーター等約2217万人)に付いての数字であることです。
 いかにも国民の36%が保険料を払っていないようにも読めますが、殆どの被保険者は年金制度に理解を示しているのです。

 民間のサラリーマン(厚生年金)や公務員(共済組合)は、第2号被保険者として国民年金にも加入し、給料天引きで保険料を納めています。
そしてその被扶養者である配偶者は、第3号被保険者として、その属する組織が、それぞれ国民年金保険料を負担しています。

 年金加入の義務がある人(被保険者)全体で、保険料を納付していない未加入・未納者の割合は5%程度なのです。
免除者は未納者とは異なり、免除理由が解消すれば納入者になりますから、年金離れをしているとは言えません。

 国民年金への不信感が募り、「公的年金はあてにできない」と考える人々が増加していることは由々しき事ですが、年金制度はほんとうに当てには出来ないのでしょうか?

皆さんと一緒に考えてみたいと思います。
    ☆★~Bukkin~★☆

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by bukkin | 2004-10-22 21:21 | ブッキンと年金の話 | Comments(4)
ブッキンと年金 2
次の文は、2001年5月のものです。そのまま貼り付けます。

ブッキンと年金 2
 ブッキンがまたまたつまらない話を始めたと思われたことでしょう。

 これまで、愛犬ランや鸚鵡のタローの話など駄洒落を飛ばしていましたので
そのようにお考えになるのが当然だと思います。
 私はもともと、馬鹿話や駄洒落やジョークが大好きな人間なのです。
しかし、350人ほどの、会員の中には、「MLは公共性があるのにくだらな
い馬鹿話や、個人的なカキコばかりして!」と眉をよせられる方もあると思
います。色々な考えの会員がいらっしゃることは充分承知していますので、
今回は少しばかり真面目な話をさせて頂きたいと思います。

 「ブッキンには似合わぬ、面白くない!」と思われる方は開く前に削除し
てください。「開け―ゴマ!」で頭が痛くなるかもしれません。

 前回から話し始めた公的年金の事ですが、”世代と世代の支え合い”
であるからとか、国民の義務だからとか言ったって、若い世代の年金離
れは加速化するばかりで困ったものでございます
 「未納者に制度への理解を訴えるだけでは、もはや効果は上がるまい。
”国民が損をすることはない”という確固たる年金制度を築き上げるのが、
国の最大の責務ではないか」と熊日の「射程」(5月21日)は結んでいます。
 全くそのとおりだと思いますが、今の制度は「国民が損をする、あてに
できないもの」なのでしょうか?

 未加入・未納者の多くが、保険料を払わない方が得だと思っているようで
すが、そんな事は絶対に有りません。払わない方が明らかに損なのです。
何も知らないで公的年金は馬鹿らしい、民間の個人年金のほうが良い等
と考えている人がいることには、呆れ果ててしまいます。

 年金に損得論はなじみません。これは国の重要な社会保障制度の一環
で、世代間扶養の原則に立っているのです。
しかし、損得論を論じた方が年金離れを食い止める有効な手段になる
ようで、全く情けない気持ちになってしまいます。

 年金未加入、未納者が、如何に損をするかの考察を始めてみたいと思
います。

長くなりますので、今日はここまで。   ではまたお話しましよう。

    ☆★~Bukkin~★☆
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※ 3年前はKSNの会員はおよそ350名でした。その頃の会員の方はこのメールをお読みになったことと思います。
by bukkin | 2004-10-22 02:36 | ブッキンと年金の話 | Comments(0)
ブッキンと年金 3
 昨日は、釣りの疲れで晩酌後直ちに爆睡致しましたので、年金の話を貼り付けることは出来ませんでした。

 お待ちなっていた方が居られましたら(ないと思いますが)お詫び申し上げます。
それでは、貼り付け致します。

ブッキンと年金 3
 年金の話なんて!!面白くもないとも思いましたが、意外と興味を持たれた会員もいらっしゃるようで調子にのりつつあります。
 年金の話を続けます。年金に加入していないと大きな損になります。

 その第1は、老後に基礎年金を貰えなくなる事です。
「そんな事は分っている。お金が無いから払わないのではない。将来どうなるか分らない年金に、保険料なんか払えない」「年金制度は崩壊するかもしれない、当てには出来ない」と思っている人々が年金離れをしているのですから困ったものです。

 「馬鹿は、死ななきゃ治らない」と憎垂れ口でも叩きたくなります。
当たり前の事ですが年金額は保険料を納めていた期間に応じて決まります。加入期間が不足すれば、年金は貰えません。免除期間や任意加入であった期間(カラ期間という)を含めて最低25年間納めていないと受給は出来ないのです。

 20歳から40年間保険料を払って初めて年間満額の804,200円の老齢基礎年金を受給できるのです。
 「気の長い話だ。40年間保険料を納めても、たった年間804,200(月額67,017)円しかないのか!」と思う人は、老後の必要経費をすべて自分で準備することが出来ると思っているのでしょうか?

 65歳時点で、平均余命が15,5年ありますが、この世におさらばするまでに約5500万円必要としますと、その約23%を基礎年金が補ってくれるのです。計算すると約1250万円の給付を受けることになります。

 このお金を、65歳までに、しかも老後の生活資金のためだけに貯められますか?これは現在の時点での計算です。貨幣価値の変動は考えていません。
平均余命以上長生きしたらどうなりますか?

 「そんなに長くは生きられない65歳までに死ぬかもしれない。そう考えると払い損だ、馬鹿らしい。」と思う人に限って長生きするかもしれません。

 私の場合、持病もありますし、とても長生きできないと真剣に思っていました。
定年退職のとき、「65歳まで生きられないのでその時は線香ぐらいあげてはいよ」と冗談とも本気ともつかないような気持ちで仲間に言った私がもう67歳になりました。いやまだ67歳になったばかりです。

 善人は早死にするそうですが、このぶんだと、まだまだとうぶん死にそうにありません。悪人と思われてもいいから(地獄は嫌!)もう少し、せめて平均寿命ぐらいまでは生きていたいのです。そして極楽往生(無理かな?)したいのでございます。
若い時、何時死んでも良いなどとほざいていたのにこの様になりました。
脱線しました。話を元に戻します。

 民間の個人年金はあくまで公的年金の上積みとして考えることが大切です。

 個人年金だけに頼るのは愚かなで危険なことです。老後の資金準備を個人年金のみで計画すると、結局高い保険料を納めることになりインフレにでもなれば大変なことになります。

 国民年金は、生涯、国が補償している終身年金です。インフレに対応する等、数々の利点があります。未加入や未納者は明らかに損です。これに加入しない馬鹿の気が知れません。

 大変長くなり失礼しました。今日はこれまで。  ではまたお話しましょう。

                    ~bukkin~

※ この文は、3年前のものです。

 現在、老齢基礎年金の満額は年額797,000円(月額、66,417円)となっています。
厚生年金や共済年金は、この金額に上積みされます。
 物価スライドによるものです。
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by bukkin | 2004-10-22 01:09 | ブッキンと年金の話 | Comments(2)
ブッキンと年金 4
 昨日、釣りの疲れで毎日貼り付けを約束いたしました年金の話をサボりましたので、今日、もう一度貼り付け致します。

ブッキンと年金 4

 何でブッキンが年金の話など始めたのか?と疑問を持たれた方にお答えします。
私は昨年度から、熊本県社会保険事務局の委嘱を受けて年金広報専門員としてボランティアのような活動を始めています。

 これからの時代を担う若人に、是非年金教育を行って欲しいと先生方にお願いしたり(年金セミナー)、学校の要請があれば、直接出向いて学生や生徒諸君に公的年金制度の重要性を訴え、年金制度への理解と協力を要請(年金教室)しているのです。

 若い世代に年金離れが進行しているという報道を真に受けて、年金制度は崩壊するとか、当てにしないほうが良いとかの考えが拡大し、結局、将来無年金者になったり、生活保護を受けなければ生きていけないような国民の拡大再生産を防止しなければならないと切に願っています。

 シニアの皆さんは既に年金を受給しておられる方も多いと思いますが、その方々に対して、年金談義をしているのではありません。

 皆さんには、年金制度に不信感を持っている若者や、頑迷な人々に対して、「そんな事は無いよ、年金は決して崩壊しないよ、皆で力を合わせて、健全な制度に育てていかなければならないのだよ、保険料を払わないと大変なことになるよ」と、機会あるごとに話してもらいたい気持ちでいっぱいなのです。

 「これまで一生懸命に働いて先輩の方々を支えてきたのだよ、だから今、リタイヤしてのびのびと年金生活が出来るのだよ」と教えて欲しいのです。
ですから、その資料提供の意味からこの話を始めました。

 年金に損得論はなじまないと申しましたが、情けないことに損得論で説得するのが、一番分りやすいと最近思うようになりました。

 第2の損についてお話します。

 これまで話してきた金額は、現在の時点で計算した結果です。20年以上も老後を過ごすうちには、必ず物価は変動します。現在は不景気で、デフレ現象が見られ物価は下落して年金生活者にはかなり有利に推移しているようにも見えますが、預金の利子は、殆ど当てには出来なくなりました。年金だけで暮らすのはかなり困難です。

 国の年金は、デフレにもインフレにも対応しているのです。毎年消費者物価指数に連動して5年に1度は改定される仕組みになっています。

 現在デフレ状況にあり、年金支給額も減額されるような状況にありますが貯金の利息も無いに等しいことなどを勘案して政治的な判断で減額されていないのです。恐いのはインフレーションです。

 個人でどんなに老後資金準備をしても、インフレを乗り越えることが出来なかったら、まったくあっという間に資産価値は目減りし、老後を切り抜けられないでしょう。
そのリスクを公的年金制度は回避してくれるのです。

 保険料を納めない事はそのリスクを自分で背負うことになります。
年金はインフレに対応しています。それを知らぬと大変な損になります。

 長くなりました、今日はこれまで。  ではまたお話しましょう。

    ☆★~Bukkinn~★☆

※ 以上の記事は3年前のものです。そのことを念頭においてお読みください。
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by bukkin | 2004-10-21 23:21 | ブッキンと年金の話 | Comments(2)
ブッキンと年金 5
 今日は朝から雨が降っています。
何もすることがないので、釣り道具の手入れをしましたが、限がないのでほどほどで止めました。

 では、年金の話でも貼り付けましょう。

 ブッキンと年金 5

 年金制度に未加入だったり保険料を納めなかったりすれば大きな損になります。

 第3の損に付いてお話しましょう。
年金は3分の2の負担でよいのです。後の3分の1は国庫負担なのです。
国民年金の給付には、税金が3分の1(国庫負担)当てられていることはご知と思いますが、このことを知らない人がいるのです。

 その方々は「折角せっせと積み立て(積み立て方式ではありません)しても返っては来ない。馬鹿らしい、少子高齢化の社会が来るから、必ず破綻する。当てにならない、自衛(自分で貯める)した方がいい」と考えているようです。

 知らないでいて、国民年金は当てにならない、馬鹿らしいという人がいらっしゃることは驚きです。大きな国庫負担があるのに、それを無視して自分で貯めた方が良いなど考えることなど笑止千万でございます。

 私たちの納める国民年金保険料は、受けられる年金の3分の2でよいのです。もちろん3分の1は税金として徴収されたものが当てられます(国庫負担)が国民年金に加入していない人は、この3分の1を捨てていることになります。

 将来の年金改正(2004年)では、基礎年金国庫負担率の割合が3分の1から2分の1になることが予定されています。年金給付の財源が、税金から半分充てられるのです。

 今後何らかの形で(例えば消費税引き上げなど)増税された時、国民年金に加入していない人は、加入者には返ってくるのに、自分には返ってこない税金を納め続けなければならないことになるのです。

 国が半分を負担し、個人は後の半分の負担で済む年金を受ける権利を、むざむざ捨てることになります。

 保険料を納めることは、年金を受ける権利を積み立てていることです。25年間権利を積み立てた結果はじめて年金が受けられるのです。積立金を将来受け取るのではありません。積立金よりはるかに多い年金が支給されるのです。
このことを承知していれば、未納・未加入者は少なくなるでしょう。

 また現在でも、所得が低いなどの理由で、保険料を払うことが困難な人も免除申請をすればその期間は国庫負担分の3分の1は、将来本人の年金に組み込まれます。2分の1になっても同じです。
 
 この様に加入者にはとても得になります。苦しい時は免除申請すれば良く、申請しないで未納者になれば大変な損になります。

 長くなりますので今日はここまで。   ではまたお話します。

    ~Bukkin~
※ これは、今から3年前のものです。
今年6月5日、年金制度改正関連法が成立しました。
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by bukkin | 2004-10-21 22:28 | ブッキンと年金の話 | Comments(6)