今年のノーベル物理学賞に南部陽一郎(87)小林誠(64)益川敏英(68)三氏のトリプル受章が決まったことで、今日本中が湧き上がっています。
ビッグニュースであります。日本人3人がノーベル物理学賞を独占したのですから。
南部先生の研究は「自発的対象性の破れの発見」というもので、素人にはチンプンカンプン。何が何だか分らないのでございます。
また、これを基にした小林・益川理論は「CP対象性の破れ」が起こるというものであります。こちらもチンプンカンプン私などに分るはずはありません。
今日の熊日夕刊に東大教授の佐藤勝彦氏がこの理論を「宇宙誕生も解く深い理論」として私にも分るような例え話をしておられます。
「例えとして、ロバを中心に置いて円を描きその上にニンジンを並べたとしよう。どの方向のニンジンも距離は同じで、ロバは対称な位置にある。しかし、ロバは「自発的に」ニンジンを食べるために、気ままな方向に向かって歩むはずである。このようにして、対象性は必ず敗れる」
これは分りますがロバとニンジンが何で宇宙誕生に結びつくのかどう考えてもわからないのであります。
分らないことを考えると頭が痛くなりますので、このくらいで止めにいたします。
とにかくお目出度いことであります。ノーベル賞の賞金は1億4千万円だそうです。
大先輩の南部先生がその半分の7000万円。小林・益川先生がそのまた半分の3500万円ずつだそうです。
失礼しました。思わず下種の勘繰りをいたしました。