昔の仲間と1泊2日で長崎・雲仙・島原方面に美味いもの食べに行ってきました。
今、帰ってきたばかりです。
年金の話の貼り付けをサボっていましたので、お詫びしながら貼り付けます。
ブッキンと年金 14
年金についてのお話を続けます。
公的年金は、社会全体の世代間扶養の仕組みを取っています。
これは、遠い将来の長い老後生活の基本部分を保障する唯一の合理的な仕組みであることは既にお話いたしました。
損だとか得だとかの観点から見るのではなく、社会連帯の輪の中でお互いが義務を果たしていかなければならないものとして見るべきであります。
少子高齢化の進行により、将来世代の負担が重くなるのは避けられません。
しかし一方では、公的年金によって高齢世代の生活費の基本的部分がまかなわれていることで、現役世代も安心して生活ができているということにも目を向ける必要があります。
1961年(昭和36年)の国民年金発足当時、月額保険料は100円でした。
これを25年間納付すると月額2000円の保険料が受け取れ、2001年までの40年間納付すると月額3500円の年金が終身受け取れることになっていました。
これは1961年の時点での計算で、確かに、払った保険料よりも受け取れる年金額の方がかなり多いことになりますが、現在の時点では、月額3500円では老後の生活は保障できないことは明らかです。
40年の間にこんなに賃金や物価が上昇したことになります。
ですから、現在は月額67017円の基礎年金が支給されるようになっています。
このようなことが可能になったのは、世代間扶養の仕組みが整ったため、賃金物価等の水準に応じて年金額の引き上げが可能となったからなのです。
現在月額保険料は13300円です。少子高齢化の進行によりこれでは将来とても年金制度の維持は困難と言われています。保険料を引き上げる必要がありますが、あまり引き上げると将来の現役世代に大きな負担をかけることになります。
そこで、どうしたらよいのか?真剣に論議されているのです。
これが公的年金制度の改定につながるのです。
長くなりますので今日はここまで。 またお話します。
☆★~Bukkinn~★☆
※ 以上は3年前のものです。数字はその時点のものですから、念のために申し添えます。