「赤ちゃんポスト」がやがて「こうのとりのゆりかご」になり運用開始の初日についに
「捨て子ポスト」になってしまいました。
3~4歳と見られる男児が親から『かくれんぼしよう』と言われてポストの中に放置されたのであります。
呆れてものも言えません。こんなことはあってはならないのでございます。親は子どもを育てる義務があるのです。
「こうのとりのゆりかご」は新生児を受け入れることを想定していましたが、3~4歳の子どもが遺棄されたことは、全く想定外の出来事だったことでしょう。
関係者の戸惑いの様子が良く分ります。こんなことを思うと腹が立って仕方がありません。
しかし冷静になって考えてみると、吾が子を虐待して殺すような親が出ている中で、殺さずにポストに預けたことは、養育の放棄とはいえ生命尊重の上からは認めてやっていいのではないかとも思います。
この親は、何らかの理由でどうしても児童相談所に相談することが出来なかったのだと思います。ですから、「こうのとりのゆりかご」が出来るのを待って子どもを捨てたのだと思います。
こんな施設を作れば、育児放棄を助長すると言う批判と、生命尊重の上から必要であると言う意見が飛び交っています。まさにこの施設は
”諸刃の剣”であります。
関係機関の慎重な運用を期待せざるを得ません。