昨日は、家の山ノ神、財務大臣、孫達のおばあちゃん、そして私の愛しの妻の誕生日でした。
魚釣りに夢中になってすっかり忘れていました。
釣りから帰宅し獲物を新聞の上に並べ写真を撮ってから風呂に入り、パソコンに向かって釣果報告のブログを書いていると、「ごはんよ~」と呼ぶ家内の声が聞こえましたので、もう刺身が出来たのかと思って2階から降りていくと食卓の真ん中にデコレーションケーキが置いてあるではありませんか!
吃驚して「これは何?」と尋ねると、
「今日は母の日で私の誕生日! ○太郎(長男)がお祝いにと言って持って来てくれたの」
との返事がありました。
むかしまだ現役のころ5月の月給日は家内の誕生日と覚えていましたので忘れることはありませんでしたが、年金生活になり月給がなくなりましたので忘れがちになっていました。
5月の第二日曜日は誰が決めたか知りませんが母の日だそうで、その日と誕生日が重なるなんて思ってもいませんでしたし、思い出しもしなかったのでございます。
何となくばつが悪く
「へ~っ・・・・・」
と言って絶句していましたら、
「この年になって誕生日なんて嬉しくないけど・・・・・」
とのたまうではありませんか!(女性の年をおおやけにするのは憚られますが、山ノ神は誕生日から基礎年金受給対象者になります)嬉しくないはずはありません。口元が緩んでいました。
どんなにおばーちゃんになっても息子からのプレゼントですから嬉しいに決まっています。
「お前にお祝いがあって俺には無いのか?・・・・・」
と言いますと、
「ちゃんと持ってきてありますよ。遅ればせながら誕生日おめでとうと書いて馬刺し1パック。父の日おめでとうとも書いてあります」と、ニコニコしています。
「ふ~ん、それはありがたい・・・」 流石我が息子であります。
5月8日の誕生日の時に嬉しくもあり嬉しくもなしと書きましたが、馬刺しが食えるとなると嬉しくないはずはありませんので訂正いたします。
財務大臣へのお祝いのケーキを前にして釣って来たオトトの刺身を肴に焼酎を飲むのは妙な気分でした。
馬刺しは財政事情でお預けだそうです。ジローじゃあるまいし、お預けは嫌でございますが稼ぎが無いので我慢しなければなりません。
晩酌をしながら耳にしましたが、娘達から誕生日のプレゼントに何が欲しいと聞かれたので、カーネーションの代わりにミニバラの鉢が欲しいと言ったそうで、後から長男の嫁と次女が二人でプレゼントするとの事であります。流石チャッカリしている財務大臣であります。
私には何もくれないのでしょうか??
大物のオトトには逃げられるし、おばーちゃんの誕生日は忘れるし、そろそろ認知症の仲間に近づきつつあるような気持ちで一杯でございます。