鳩山由紀夫元首相は北京市内で、沖縄県・尖閣諸島について「ポツダム宣言の中で日本が守ることを約束したカイロ宣言は『盗んだものは返さなければならない』としており、中国側が(返還すべき領土の中に尖閣諸島が)入ると考えるのも当然だ」と述べたということであります。
これが日本の元首相の発言だと思うとあきれてしまいます。
鳩山氏は今回の訪中前に同様の発言をし、菅義偉官房長官が
「絶句した。開いた口がふさがらない」と批判ということですが、
あったりまえでしょうと言いたいのであります。
1943年のカイロ宣言は「満州、台湾、澎湖諸島のように日本が清国から窃取した一切の地域を中華民国に返還する」としており、中国はその中に尖閣諸島が含まれると主張しており、鳩山氏は「カイロ宣言の中には台湾、澎湖諸島以外の島もあると中国側が考えるのは当然だ」と指摘したそうであります。
沖縄県・尖閣諸島は我が国固有の領土であり、中国との間に領土問題は存在しないというのが我が国の立場であります。
鳩山氏は今更なぜこんなことを言うのでしょうか。理解に苦しみます。