そぼ降る小雨
 
 朝から霧のような雨、やがてそぼ降る小雨、絶え間なく
しとしとと降り続く薄暗い一日でした。

               都に雨の降るごとく
                          P.ヴェルレーヌ
                          訳.鈴木 信太郎
そぼ降る小雨_b0032380_1658448.jpg
               
都に雨の降るごとく
わが心にも涙ふる。
心の底ににじみいる
この佗びしさは何ならむ。

大地に屋根に降りしきる
雨のひびきのしめやかさ。
うらさびわたる心には
おお 雨の音 雨の歌。

 今は 遠いむかし、青春時代に暗唱したセンチメンタルな詩でございます。
愛犬ランを亡くして、どうもまだ尋常ではありません。
雨の音にも感傷的になってしまうのです。

 ”年を重ねただけで人は老いない、理想を失ったとき初めて老いる”と「青春という名の詩」に詠われていますが、愛犬を失ったときも年を取り老いるようです。
 涙もろくなりました。
by bukkin | 2005-01-25 16:36 | ブッキンのつぶやき


<< 年金改革の話 14 自分のブログを検索して、見てみよう >>