野田首相と自民党の谷垣総裁が2月25日に都内のホテルで極秘会談をしていたことが、昨日分かったとの報道が飛び交っています。
首相は「会っていない」と言い、谷垣氏も「あった事実は一切ない」と言い切っています。
こうなればまったく魑魅魍魎の世界で、白を黒と言っても政治的には許されるのですから不思議な世界であります。
どちらが会談を呼び掛けたのか?誰かが仲介したのか?不明ですが、首相としてもまた谷垣総裁にしても党内に反対勢力が存在していますので、それぞれの思惑があったに相違ありませんが、消費税増税や衆議院解散時期についてかなり突っ込んだ話し合いがあったことが想像されます。
この問題は今後しばらくいろいろな憶測を交えながら、疑心暗鬼を生ずることになると思いますが直ちに政局に発展することはないと思います。
今解散すれば、民主党は壊滅的な打撃を受けるでしょうし、反対ばかりしていると思われている自民党も大きく伸びることはないでしょう。
政治不信の風潮の中、無党派層が多数を占めている状況下で選挙になれば、橋本新党が伸びる可能性も大いにあり、政党乱立状態になることが十分に考えられます。
いずれにしても政治が混乱するに相違ありません。嫌な時代になったものでごいざいます。