映画、猿の惑星・創世記
 今からおよそ40年ほど前に、そのラストシーンで強烈な衝撃を受けた「猿の惑星」を忘れることはできません。
 映画、猿の惑星・創世記_b0032380_1812293.jpgオリジナルでは、現生人類が滅亡した後猿が生き残り、高度な文明を持つようになって文化も言葉も失った人類を支配している超未来の中に、現代の人間が宇宙船の事故によって紛れ込む物語でした。
 
 ラストシーンは米国の自由の女神像の残骸が、核戦争の結果、地球が猿の惑星になったことを示していたのであります。

 今回の「猿の惑星 創世記(ジェネシス)」は、何故猿が地球上で人間を支配するようになったのかを解き明かすその創世の物語なのです。
 
 猿の惑星の成立の過程は核戦争ではなく、人間が開発した新薬によって猿が高度な知的発達を遂げやがて人類を支配するようになるという設定であります。
 それと同時に、人類は新薬の副作用として発生したウィルスによってやがて絶滅へ向かうのではないかと言うことも暗示しています。
 

 ストーリーは、現代のサンフランシスコ。
 
 神経科学者ウィルは、アルツハイマー病を患う父の治療薬として、新薬開発を急いでいた。
その開発中の薬を投与された母猿が研究所で暴れ、射殺された。ウィルは、母猿から生まれた赤ん坊を自宅に連れ帰り、シーザーと名付け、ひそかに育てることにする。母猿の特殊な遺伝子を受け継いだシーザーは、順調に育っていく。

 高い知能を持つ猿のシーザーは人類に裏切られ、自分の仲間である猿を率い、自由のために人類との戦いに向けて立ち上がることになる。
 人類のごう慢さが、猿の知能を発達させてしまう要因となり、人類にとって最大の危機を巻き起こしていくと言う物語であります。


 久しぶりに映画を見て興奮しました。
私はSFが大好きですが、心に残る素晴らしい作品でした
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by bukkin | 2011-10-11 18:12 | ブッキンのつぶやき


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