めでたく退院
 膀胱ガン手術のため、熊本中央病院泌尿器科に4月26日に入院し、27日手術。10日間のわびしい病院生活を経て本日午前10時に無事退院いたしました。

 めでたく退院_b0032380_17441838.gif 手術は経尿道的膀胱腫瘍切除術と言うもので、分かりやすく言えば尿道から内視鏡の付いたメスを差し込み、病巣を削り取るもので、下半身麻酔をしていますので意識は鮮明で、痛くも痒くもなく、自分の膀胱内を内視鏡に取り付けてあるカメラの映像で見ることができる驚くべき性質のものであります。経尿道的膀胱腫瘍切除術(リンクしています)

 膀胱内はピンク色に輝く綺麗な世界で、その中に癌の病巣があるのですが、腫瘍の状態はまるで海中のサンゴ礁のようなもので、サンゴは淡いピンク色で柔らかい海藻のような感じでした。
 ですから腫瘍といっても茸の様に盛り上がって生えているのではなく、膀胱壁にこびりついて生えている海藻のようなものであります。

 かなり病巣の範囲は広く、それを釣り針状態のメスで、削り落としたのであります。
魚釣りばかりしていますので魚の祟りかもしれませんが、メスが釣り針の形をしていたのには驚きました。

 手術時間は約1時間で正味30分程度でしたが、いつ手術が始まってのかいつ終わったのか全く感覚がありませんので分かりませんでした。

 それでめでたく手術は終了したのですが、後がいけません。
 
 膀胱から尿道にかけて管が通されていて、トイレに行かなくても自然に排尿されて袋に溜まるのは仕方がないことですが、洗面やその他の用を足すときには管が通ったまま、管の先の袋をぶら下げて動かなければならなかったのでございます。

 手術後2日間はその状態で、血尿は次第に薄くなり、この分だと順調に回復し、退院も早くなると思っていましたところ、とんでもないことが起こったのでございます。
 お医者様には想定内のことだったのですが、私にとっては全くの想定外で青天の霹靂のような気持になりました。
 長くなりますのでこの続きは明日にいたします。
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by bukkin | 2011-05-06 17:40 | ブッキンのつぶやき


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