共同通信社の調査によれば、民主党衆参両議院412人の動向は、現在小沢氏約170名、菅氏約160名で伯仲しているそうであります。ただ、未定や無回答などが約80人と2割弱ありまして、国会議員だけでも流動的で世論の動き次第でどうなるか分らない模様であります。
これが本当ならば、小沢氏の敗戦は必至のようです。なぜなら民意は圧倒的に菅氏が有利だからであります。
ところで憲法69条を思い出しました。
「内閣は、衆議院で不信任の決議案を可決し、又は信任の決議案を否決したときは、十日以内に衆議院が解散されない限り、総辞職をしなければならない」
この条文によれば内閣は衆議院の議決によって、解散か総辞職を選ばなければならないのであります。
現在、衆議院では民主党が大多数を占めていますので、野党から不信任案を出されて解散や総辞職を選ぶことは考えられませんが、もし代表選の結果、民主党が割れるようなことがあれば、どうなるか分りません。
自民党は早期の解散を望んでいます。この最大野党と分裂した民主党が組めば、菅さんか小沢さんのどちらが内閣総理大臣になっても内閣は崩壊するのであります。
民主党もその辺のことは十分に分かって選挙戦を戦って行くべきであります。