本日は12月8日でございます。
この日は、わが国が大東亜戦争(太平洋戦争)に突入した日です。
私は、国民学校一年生でした。
♪みんなで勉強うれしいな~ 国民学校一年生!♪ と大きな声を出して歌ったのを思い出します。
一年生の国語の教科書の初めは、私たちから「アカイ アカイ アサヒ アサヒ」に変わり、日本は戦争一色に染まり始めました。
それから4年後の昭和20年8月15日、わが国はポッダム宣言を受諾し、太平洋戦争は終結するのですが、昭和22年、6.3.3.4の新しい学制が発足するまで、国民学校はそのままでした。
ですから私たち同年代(昭和9年4月2日~昭和10年4月1日生)は、小学校に通学していません。日本で唯一、私たちだけが国民学校入学~国民学校卒業生なのです。
私は自己紹介のとき「私は小学校に行っていません」と言うことがありますが、それを聞いた皆さんは怪訝な顔をなされます。でもそれは本当のことなのでございます。6年間小学校は無かったのです。
そしてまた私たちは、最初の新制中学校の一年生なのです。6・3制のスタートの世代と言ったほうが分りやすいと思います。私たちは先輩方と違って無試験で中学校に入学したのです。
軍国少年から新しい民主主義の旗手としての頭の切り替えを要求されましたが、三つ子の魂百までと言う言葉のとおり、今でも心の奥底にその頃の残滓があります。
イラクへの自衛隊派遣や、首相の靖国神社参拝に心は大きく揺れるのです。戦争は絶対に反対です。でもこの国が、平和ボケと言われるのも厭なのです。
我が国の進路は、今後どの様になって行くのでしょうか?
子や孫の世代が気にかかる年齢になってしまいました。