惚けかかった頭で四苦八苦
 先輩が今年度春の叙勲で瑞宝双光章を受章いたしましたので、その祝賀会が現職校長会の教科仲間で明日行われるのでございます。
 お目出度いことですから喜んで出席の返事を出していたところ、一昨日になって後輩から、ぜひ祝辞を述べてほしいという依頼があったのでございます。

 ボケかかっていますので固辞したのですが、泣きつかれまして已む無く引き受けることにいたしました。

 ところが祝辞は、原稿を書いても読まないのが普通でございます。
 
 原稿を見ながらのお祝いの言葉を述べるなんて聞いたことがございません。ですからある程度の原稿を頭に入れて喋らなければならないのでございます。
  
 昨日から取りかかっていますが、原稿が出来て、四苦八苦してもボケかかった頭の中に入らないのでございます。
 今、引き受けたことをつくづく後悔していますが「後悔先にたたず」でございまして何とかしなければならないのであります。

 話は出だしが肝心で、出だしさえ何とかなれば続くのでございます。そこで、インターネットから国璽とは何かを検索して見たのでございます。
 なぜかと申せば、勲章と同時に授与される勲記には、朱色の国璽が鮮やかに捺されているからであります。このことに触れれば後は何とかなるのではないかと思ったからにほかなりません。

 ネットによると、現在使われている国璽は明治7年(1874)に製作されたもので、宮内庁に厳重に保管されており、大きさは方3寸。約9,1センチ平方でございます。
 国璽は金印ですが、強度を保つために純金ではなく18金で出来ているとのことで、重さは4,5㎏もあり、かなりの重量のため、押印に際しては正確を期すために特別な定規と朱肉を使用し、置くだけで「大日本国璽」と鮮明に捺印されるということであります。

 このようなことを引用すれば後はスムースに話が出てくるだろうと考えています。どうしても出てこないときは原稿を手に持つことになりますが、そのようなことはしたくないと思っています。

 後一日ございますので、何とかなるでしょう。
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by bukkin | 2010-01-08 17:06 | ブッキンのつぶやき


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