ある週刊誌の新聞広告を見てびっくりしました。
「年金解体」して3000万円返還せよ!という大々的な見出しが出ていたのでございます。
そんなバカな!と思って早速その週刊誌を買い求め読んでみて悲しくなりました。
「このままでは夫婦の手取り月額12万円で、老後資金は2500万円不足する」などと、数字を並べて年金不信を訴えていますが、年金不信・年金不安を煽るなにものでもありません。架空の物語なのです。
間違いなく確かに少子高齢化は進んでいます。ですから、給付は厚く、負担は軽く、ということでは年金制度を維持することは不可能であります。 改革が必要なのです。
年寄りは我慢しなければならないことはよくわかってますが、生きて行かねばならないのであります。
若者に年金は必ず崩壊するのだから保険料は払わなくてもよいと思わせることは果たして良いことでしょうか?
年金不安を煽れば若者は保険料なんて納める必要はないと考えるようになります。
自助努力だけで将来の生活を設計することはできません。危険であります。ですから
世代と世代の支え合いという相互扶助の社会保険方式の年金制度が生まれたのであります。
時代に合った年制度を工夫することで、世代間が支えあわなければなりません。もし、年金制度が崩壊すれば社会的大混乱が発生することでしょう。
真面目に保険料を納め続けている人々に不安を与えるようなことを書きたてて利益を追求するこの週刊誌の記事に、
怒り心頭に発しています。