ブッキンと年金 10
 さて、年金お話でも貼り付けましょう。

   ブッキンと年金 10

 今まで述べてきましたように、遠い将来の長い老後の生活保障のため
には、貯蓄や家族による私的扶養だけでは、どうしても限界があります。

 こうした不確実性に備えるため、歴史の生み出した人類の英知として
社会全体の世代間扶養の仕組みを基本とした公的年金が形成されたのです。
世界のすべての先進国に同様の仕組みがあり、これ以外の仕組みは
今のところ見出せていません。

 世代間扶養の仕組みとは、「現在の現役世代の支払う保険料によって
現在の高齢者の生活を支え、現在の現役世代が将来高齢者になった
場合には、現役時代の保険料納付の実績に応じて、次の世代の支払う
保険料によって年金給付を受ける」仕組みです。

 積み立てた保険料を将来受け取るのではありません。あくまでも現在の
高齢者扶養は現在の現役が支えるのです。

 言い換えますと年金は、お年寄りに対しての現役世代からの仕送りなのです。

 公的年金制度は、先進諸国において、老後の所得保障に関する不確実
性に備えるための唯一の仕組みであるといってもよいのです。

 世代間扶養の意味を持つ公的年金は、国民一人一人が、社会連帯の輪
の中で、それぞれの義務を果たしていかなければ成り立たないのです。

 「公的年金は当てにしない、だから保険料は納めたくない」と言うような
考え方では成り立たないのです。

 最近困ったことに、国民年金保険料滞納者が増加しているから、国民年金
が空洞化していると言われたり、このままでは年金制度はつぶれるのでは
ないかと言う人もいますが、マスコミもこれを煽っているような報道をしているように感じます。

 長くなりますので今日はこれまで。   ではまたお話します。

    ☆★~Bukkin~★☆

※ これは、3年前に書いたものです。現在の話ではありません。
b0032380_18334573.gif

# by bukkin | 2004-10-21 16:34 | ブッキンと年金の話 | Comments(2)
ブッキンと年金 11
 ブログにカウンターを付けるのに一日をついやしました。
出来てみれば、馬鹿みたいに簡単なのですが、何も知らずにマニュアルだけ見てすると大変な目に遭います。

 思い込みが一番いけません。特に私みたいな年齢になると頭が固くなって柔軟性がなくなるのでございます。

 ですから3年前の年金の話でも貼り付けましょう。
その頃はまだ、頭はしっかりしていたつもりです。

  ブッキンと年金 11

 年金についてお話を続けます。

 公的年金はほんとうに当てに出来ない、もしかしたらつぶれるかも知れな
いのでしょうか?

 私たちは、遠い将来の長い老後に備えなければなりません。その生活費
の基本的な部分を確保していくためには、世代間扶養の仕組みがどうして
も必要であり、それが最も合理的であるとするのは、先進国共通の考えかたであります。

 我が国においてもこの考えに基づいて公的年金が運営されています。
全国民がこの考え方を理解し、積極的に年金制度に参加する限り、公的
年金制度がつぶれることはないのです。
 
 遠い将来の長い老後において、実際に生活を支えてくれる、役に立つ年金
を約束出来る仕組みは公的年金以外には見あたりません。

 「つぶれるのではないか?」「だから当てには出来ない」ということではなく、
国民一人一人がこの制度を理解し、社会連帯の輪の中で、それぞれの義務
を果たし、この年金制度を「国民全体の財産」として守り育てていかなければ
ならないのです。

 前にも述べましたが、公的年金は、20歳以上の国民が全員加入し、現役
世代がその稼ぎの一部を高齢世代の生活費に充てるものです。

 言い換えますと、現役世代から高齢世代へ生活費を仕送りする仕組みなの
です。

 ですから、人口の少子・高齢化に伴って、年金保険料が増加することは避けられませんが、保険料が過度に高くならないように、高齢者の年金給付についても見直し(給付年齢の引き上げ)が行はれてきていますし、私的年金のように破綻するということはあり得ないのです。

 仮に公的年金が存在しないとすれば、どうなるのでしょうか?

長くなりますので今日はここまでにします。  ではまたお話しましょう。

☆★~Bukkinn~★☆

※  これは、3年前にKSN-MLに連載したものです。
b0032380_19582763.gif

    
# by bukkin | 2004-10-21 15:00 | ブッキンと年金の話 | Comments(4)
ブッキンと年金 12
 昨日、ブッキンの掲示板開設のため色々試行錯誤していましたので、年金の話を貼り付けるのを、怠っていました。

 いや、貼り付ける時間は充分にあったのですが、ブログの欠点として、最新の記事か真っ先に来て、折角開設した「ブッキンの掲示板」が隠れて見えなくなるからです。
年金の話を最後まで読んでいただくと、掲示板 もみえてくるのですが・・・・

 年金の話を楽しみにしておられたお方には、申し訳ありませんでした。b0032380_11272085.gif

 それでは3年前の年金の話をペーストします。

  ブッキンと年金 12

 仮に公的年金が存在しなかった場合、年金保険料は払わなくてもよい代わりに、自分の老親は自分で扶養することになります。

 少子高齢化の現在、一家あたりの子供の数が少ないので、子供一人当たりの親への仕送りは、当然増加する事になります。

 また、仕送りを増やせないとしたら、親が仕送りを少しばかり我慢しなければなりません。

 それと同じことが公的年金制度にも起こるのだということを、理解する必要があります。子供がいない方も多くいるのです。

 我が国の場合は、今後急速に少子高齢化が進行しますので、高齢者の生活をどのように支えるのかは深刻な問題です。

 日本の総人口は1億2,687万人(平成12年9月総務庁発表)です。65歳以上の高齢人口は2,190万人で総人口の17、3%を占めています。平均寿命は、男77、10歳 女83、99歳となっていて、世界一の長寿国です。

 少子化傾向が進行し人口は間もなくピークを迎え(2007年)やがて減少に向かうことははっきりしています。遠い将来は、日本の人口は激減します。

 統計によると、人口を維持するには一人の女性が生涯2、8人の子どもを産む必要があるそうですが、現在は1、34人しか生んでいません。

 現在は6人で一人の高齢者を支えていますが、今から25年後は、三人で一人を支えなければならなくなります。少子化減少に何とか歯止めをかける政策が必要であります。

 しかし,だからといって公的年金制度が崩壊すると決め付けることは出来ないのです。

 幸い年金制度が発足してから暫くの間、圧倒的に受給者より納付者の方が多かったため、現在のところ約140兆円の積立金があると聞いています。

 しかしこの積立金は、若者の将来のために取り崩してはいけないのです。この積立金は、その運用利子を含めて、将来世代の負担が急激に上昇しないように配慮して運用されているのです。

 ところが、その運用に問題が有ることが、昨日、会員の田畑 覚さまから、次のように指摘されました。  以下がそのMLでございます。

 『自分の将来。年金問題は少しでも学習しようと思っているものです。
そんな時、大蔵省のホームページを捲っていて、 年金・郵貯・簡易保険などを財源とする『資金運用部資金』の貸し出し先を見てびっくりしたものでした。道路公団・鉄建公団・水資源開発公団などなど・・・・・
そして、 朝日新聞6月2日朝刊第一面の見出しです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「年金運用の特殊法人」融資に多額こげつき』-厚労省-事業縮小の方針-
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これまで役だったものでしょうが、2025年頃まで持ちこたえるには、運用にも目を向けないと心配。この点、詳しい方は教えてください。』

 田畑さま、有難うございました。このような報道がなされていたことは存じませんでした。このようなことは厳しくチェックし、年金運用が適正になされるよう国民が広く監視しなければなりません。

 そうすれば、公的年金が破綻することは、我が国が存在する限り絶対にありません。国家が滅亡しないよう国民が政治に関心を持ち、英知を結集すれば心配することはないのです。

 老後を守る唯一の仕組みである公的年金の考え方を、国民一人一人が理解し、この制度をお互いに守り育てていくことが大切なのです。

 そのためには高齢者や女性の就労問題を含め、将来に向けて支え手をいかに増やしていくかという課題に取り組んでいくことが必要であります。

  長くなりました。失礼しました。  では、またお話します。

      ~bukkin~

 ※ 何度も言ってますがこれは3年前の記事です。
  平均年齢は02年には男子78,32歳、女子85,23歳に伸びています。
 合計特殊出生率は、本年6月新しく発表された数字は1,29です。これは過去最低です。このまま進めば今世紀末には、日本の人口は半減するそうです。怖いことです。
b0032380_11395822.gif

# by bukkin | 2004-10-21 14:43 | ブッキンと年金の話 | Comments(4)
年金の話 13
 今日は、お魚釣りのため疲れましたが、明日から一泊二日で旅行いたしますので、忘れないうちに年金の話を貼り付けることにします。3年前のものです。

 ブッキンと年金 13

 今日は父の日です。今朝、近所に(歩いて15分ぐらい)住んでいる息子が「プレゼント」と言って馬刺しを一鉢持って来ました。
今夕はこれで一杯(???)飲めそうです。¥(^o^)/
うちの財務大臣がニタニタしています。(^ ^)

 年金の話を続けます。
そもそも、公的年金制度に加入しなかったり(未加入)、加入をしても保険料を支払わない(未納)ことは、高齢者の生活を支えるという社会的連帯の輪の中での義務を果たしていないことになります。

 第1回でも触れましたが、国民年金の「空洞化」といわれるのはこのような義務を果たさない未加入・未納者が増加の傾向にあるからなのです。

 確かに、国民年金の第1号被保険者(2,217万人)の中で未加入者(99万人)4、5%、未納者(265万人)12、0%、合わせて16、4%が未加入・未納者でありますが、公的年金加入対象者全体(7,161万人)に対する割合は5、1%程度なのです。

 基礎年金に必要な費用を20歳から59歳までの全国民で支えるという枠組みからみると、その割合は増加しているとはいえ年金制度が空洞化している、危機的状況にあるというほどではありません。

 我が国の年金は、社会保険方式をとっていますので、保険料を納めない、これらの未加入・未納者には、将来その期間分の年金は支給されない仕組みになっています。

 ですから、本人が将来困窮することはあっても「年金制度がつぶれるおそれがある」というような状況にはないのです。マスメディアには、年金離れを防ぐ為にもこのことを報道してもらいたいものです。

 とにかく、年金の仕組みも知らない若者の年金離れが進行しつつあることは何としてもくいとめなければなりません。

 我が国の将来を担う若き世代に、世代間扶養の公的年金が、お互いの遠い将来の長い老後を確実に支える唯一の仕組みであることを理解させ、一人一人が社会連帯の輪の中での義務を果たしていかなければならないことを教えることが緊急の課題なのです。

 今の自分さえ良ければ、後はどうでも良いという利己的・刹那的な考え方は否定されなければなりません。

 6月14日のsakuraさんのMLに『 』のような部分がありました。
『友人の娘さん、30になったかな、の娘さんのいうことにゃ、「お母さん、私が60過ぎた頃年金来ると思とっと、ばかんごつ!こんもん払う気はなかよ」かくして、その友人、いまだに変わりに払い続けているのです。』

 この娘さんが、お母さんに心配かけないよう一日も早く目覚められることを祈っています。

長くなりますので、今日はここまで。  では、またお話します。
     
           ~bukkin~

※ このカキコは、3年前のものです、文中の数字はその時点のものですから間違えのない様に願います。
b0032380_21154919.gif
# by bukkin | 2004-10-21 13:18 | ブッキンと年金の話 | Comments(0)
ブッキンと年金の話 14
 昔の仲間と1泊2日で長崎・雲仙・島原方面に美味いもの食べに行ってきました。
今、帰ってきたばかりです。
 年金の話の貼り付けをサボっていましたので、お詫びしながら貼り付けます。

   ブッキンと年金 14

 年金についてのお話を続けます。

 公的年金は、社会全体の世代間扶養の仕組みを取っています。
これは、遠い将来の長い老後生活の基本部分を保障する唯一の合理的な仕組みであることは既にお話いたしました。

 損だとか得だとかの観点から見るのではなく、社会連帯の輪の中でお互いが義務を果たしていかなければならないものとして見るべきであります。

 少子高齢化の進行により、将来世代の負担が重くなるのは避けられません。
しかし一方では、公的年金によって高齢世代の生活費の基本的部分がまかなわれていることで、現役世代も安心して生活ができているということにも目を向ける必要があります。

 1961年(昭和36年)の国民年金発足当時、月額保険料は100円でした。
これを25年間納付すると月額2000円の保険料が受け取れ、2001年までの40年間納付すると月額3500円の年金が終身受け取れることになっていました。

 これは1961年の時点での計算で、確かに、払った保険料よりも受け取れる年金額の方がかなり多いことになりますが、現在の時点では、月額3500円では老後の生活は保障できないことは明らかです。

 40年の間にこんなに賃金や物価が上昇したことになります。

 ですから、現在は月額67017円の基礎年金が支給されるようになっています。
このようなことが可能になったのは、世代間扶養の仕組みが整ったため、賃金物価等の水準に応じて年金額の引き上げが可能となったからなのです。

 現在月額保険料は13300円です。少子高齢化の進行によりこれでは将来とても年金制度の維持は困難と言われています。保険料を引き上げる必要がありますが、あまり引き上げると将来の現役世代に大きな負担をかけることになります。

 そこで、どうしたらよいのか?真剣に論議されているのです。
これが公的年金制度の改定につながるのです。

長くなりますので今日はここまで。  またお話します。

    ☆★~Bukkinn~★☆

※ 以上は3年前のものです。数字はその時点のものですから、念のために申し添えます。
b0032380_17284091.gif
# by bukkin | 2004-10-21 12:29 | ブッキンと年金の話 | Comments(0)
ブッキンと年金の話 15
 ブッキンの掲示板をKSNブログリンク集に掲載してもらいました。
楽天ブログには掲示板が設置されているとのこと、エキサイトブログにないのが不思議ですが、ないものは無いのです。

 何時の日にかきっと出来るでしょうが、それまでの繋ぎとして、ブッキン2のブログとして開設いたしました。

 お喋りコーナーと考えていますので、どうぞお出でください。待ってます。

 それでは、年金の話を貼り付けます。

  ブッキンと年金 15

 昨年3月28日、国民年金法の1部改正が成立し平成12年4月1日より
施行されました。

 改正の趣旨は、少子高齢化が進む中で、将来世代の負担の上昇を抑え、これからの給付総額の伸びを調整しようとするものです。

 給付は時間をかけて徐々にスリム化していくものの、将来にわたって確実な年金を約束することが、基本的な考えになっています。

 詳しいことはメール上でお知らせすることは無理です。またその知識も持っていませんが、改正の要点を箇条書きで述べてみます。

① 4月から厚生年金のうち「報酬比例部分」(2階建て部分)の給付額を新規受給者を対象に一律5%削減する。(1999年度の新規受給者の水準は保証し、2003年度まで経過措置をとる)

② 報酬比例部分の支給開始年齢(現在60歳)を男子は2013年度から(女子は5年遅れ)段階的(12年間)に65歳まで引き上げる。
 
 ※ 簡単に申しますと、現在60歳から支給されている退職厚生年金(共済年金も同じ)を2025年までに徐々に65歳まで支給しないようにする、女性は5年遅れで同じようにするというものです。

③ 現役世代の賃金上昇率に応じて支給額を引き上げる「賃金スライド」を停止し、物価上昇率だけで改定する。

④ 4月から学生を対象にした保険料猶予制度(出世払い)を導入、免除を受けた月から10年以内は保険料を追納できる。

⑤ 今後、基礎年金については財源や給付水準を検討し、2004年までに国庫負担割合を現行の三分の一から二分の一に引き上げを図る。

⑥ 専業主婦の保険料納付免除を、次期制度改正(2004年)までに検討する。

⑦ 低所得者に保険料の半額免除を、2002年度から導入する。

 以上7点を列挙しましたが、これが全てではありません。平成6年度の改正は次回に触れますが、問題はまだまだ数多く存在します。要するに現役世代と高齢世代が互いに譲り合って年金制度を維持し、発展させなければならないのです。

 改正のポイントは、少子高齢化社会をむかえるに当たって、これから高齢者の仲間入りをする方には、徐々に支給年齢が遅くなることを我慢して頂き、現役世代には、もう少し多く保険料を納めてもらうようになりますが、国庫負担は三分の一から、二分の一に増やしますので頑張ってくださいというのが国の方針なのです。

今の現役・若い世代が遠い将来の長い老後をむかえる頃、(私はその頃はあの世に逝っいますので見ることは出来ませんが)保険料の未納者・または未加入であった者がとうとう無年金者になりどのように老後を過ごすのかと思うと情けなく悲しくなってしまいます。

 そのような方々が発生しないよう私たちシニアは努力しなければなりません。

 我が国が崩壊しない限り、公的年金制度は永久に存続するのです。未納者・未加入者は我が国が無くなるとでも思っているのでしょうか。

 長くなりました、今日はこれまで。  ではまたお話します。

~bukkin~

 ※ これは3年前のものです。今年は6月5日に再び年金改革改正法が成立いたしました。

b0032380_4234861.gif

# by bukkin | 2004-10-21 11:05 | ブッキンと年金の話 | Comments(0)
ブッキンと年金の話 16
 昨日、トラックバックについて色々書きましたので、年金の話を貼り付けていません。
理由は、忘れていたからではないのです。

 どうしてだと思いますか?
そうです!!トラックバックの欠点を出来るだけ避けたいからです。

 どんな欠点だって?
トラックバックについてカキコした中に述べていますが、改めて申しますと、トラックバックした記事は、自分のブログの最新記事として掲載されるために、それ以前に書いた記事がトラックバックした記事の下に繰り下がり、見えなくなってしまうからです。

 では、年金の話を貼り付けましょう。

  ブッキンと年金 16

 前回、平成12年4月からの改正についてお話いたしましたが、もう一つ平成6年の制度改正に触れなければなりません。

 なぜならば、昭和16年4月2日以降に生まれた人(平成13年4月1日以降60歳に達する者)は、生年月日によって60歳から支給される退職厚生(共済)年金額のうち定額部分の支給開始年齢が、段階的に65歳まで引き上げられるからです。

 このことはすでに決定していることなので、昨年の改正時には改正内容に入っていません。それが今年の4月1日から始まるのです。

昭和16年4月2日~18年4月1日に生まれた人は、61歳から支給
 〃 18年4月2日~20年4月1日    〃      62歳  〃
 〃 20年4月2日~22年4月1日           63歳  〃
 〃 22年4月2日~24年4月1日    〃      64歳  〃
 〃 24年4月2日~                    65歳  〃 

 以上のように2年おきに年齢が引き上げられるのです。これはあくまでも定額部分であって、退職厚生年金(共済年金)は今までどおり受給できます。加給年金の対象となる配偶者がいる場合は、定額部分が支給されるその時点から支給されることとなります。定額部分とは老齢基礎年金の部分と考えた方が分りやすいと思います。

 年金制度の改正についてお話をしてまいりましたが、生活費を必要とする時に、実際に生活を支える、役に立つ年金を受給できなければ意味がありません。

 その人がいくら払い、どれだけ受け取れるのか?公的年金は得か損か?という議論をしても、その戻ってくるものが老後の生活を支える、役に立つものでなければ意味がありません。

 公的年金は世代間扶養を基本とする仕組みでありますから、長期間にわたる生活水準や賃金などの上昇を踏まえた給付を約束することができるのであります。

 一方、私的保険(個人年金)は実際問題として、公的年金のような約束はできないことに考えをめぐらすことが必要であります。

 個人年金は、企業が売り出している商品なのです。企業は当然ながら利潤を追求いたします。個人の積立金を運用し、その範囲内でしか考えられていません。

 年金給付は企業の利潤や諸経費を差し引いた残りが充てられることになります。
もちろん、物価にスライドしたり、インフレに対応したりはしません。
  
 今年65歳になり、老齢基礎年金を受給できるようになった人が20歳であった頃、すなはち45年前、給料はいくらだったのでしょうか?そして現在、20歳の若者の月給はいくらでしょうか?比べてみればよく分ります。考えただけでも大きな経済変動があったことが分ります。
 
 現在の時点で遠い将来の長い老後の生活に必要な資金を予測することはきわめて困難といえるでしょう。

 公的年金は45年後から60年後といった遠い将来の長い老後に、実質的な生活を保障することを目的としています。そのため、物価や賃金水準の上昇に応じて5年に一度は年金水準を見直す仕組みになっています。

 個人年金や貯蓄は、払った金額に利子がついて戻ってくるということが基本的な仕組みであります。

 長くなりますので、今日はここまでにします。  ではまたお話します。

   ~bukkin~

※ 以上の話は、3年前の記事です。今年の改定を述べたものではありません。

b0032380_13111788.gif

# by bukkin | 2004-10-21 10:14 | ブッキンと年金の話 | Comments(0)
ブッキンと年金の話 17
 明日は待ちに待った日曜日。約束したオトト釣りに行きます。
先週は、散々な目に遭いましたので、リベンジです。

 汐かげんも良いし、絶対釣れる筈です。

 でも、確実でないところが釣りの妙味です。結局分らないのでございます。

 明日は疲れていますので年金の話は無理でしょうから、忘れないように今日の分貼り付けます。

 ブッキンと年金 17

 年金についてお話を続けます。

 個人年金や貯蓄と公的年金を比較しても、45年から60年後といった遠い将来までのことなので、利子と年金改定率がどう変化するかは、あまりにも幅がありすぎまして、いずれが上回るのか想定しても現実的な意味がありません。

 しかし、公的年金は払った保険料よりももらう年金のほうが低いという、つまり、元本割れしているという人もいます。公的年金は割に合わないという疑問があるのだそうです。
わたしにはその考えが理解できません。

 遠い将来の長い老後の年金給付について、何が得で何が損かを比較するのは難しいことです。
しかし、厚生労働省年金局が、あえて計算したものがございますので紹介いたします。

 『例えば国民年金の場合、40年間加入で月に67,017円の給付が65歳
から受けられるのであるから、1ヶ月保険料を納付した分の年金額は、
67,017円÷480ヶ月(=40年)=139.62円である。

 一方、この給付を終身受けられることから65歳から80.5歳(男女の平均
寿命の平均)まで15.5年受給するとした場合の保険料一ヶ月納付による

 生涯総年金受給額は、
139.62円×12ヶ月×15.5=25,969円となり、
要するに、平均的に生きた場合、1ヶ月保険料を納付したことによる生涯総
年金受給額は、25,969円となる。

 一方、現在の保険料は1ヶ月13,300円なので、現在の制度では、払った
保険料より受け取る年金額の方が多い。これは、基本的には給付に3分の1
の国庫負担があるとともに、事務費については、民間保険の場合と違って、
別に国庫負担が行われているからである。

 厚生年金についても、基礎年金分の国庫負担があることに加え、保険料に
2分の1の事業主負担があることから、払う額よりも受け取る額の方が多い
計算になる。』

 なんだか分るようで分らない計算ですが、これは公的年金が割に合わないという疑問に答えるために、厚生労働省年金局が誰にでも簡単に骨格がつかめるようにあえて試みたものだそうです。

 皆さんお分りになりましたか?わたしにはよく分りませんので質問はしないで下さい。質問がございましてもお答えする力がありません。

 とにかく、損得論はなじまないのです。

 長くなりますので今日はここまでにします。ではまたお話しいたします。

~bukkin~
※ これは、3年前の書き込みです。現在のものではありません。しかし、現在でもこの通り通用します。
b0032380_1832427.gif

# by bukkin | 2004-10-21 09:05 | ブッキンと年金の話 | Comments(2)
ブッキンと年金の話 18
 昨日は江津サロンでブログの勉強会がありまして、帰宅した後に無料時計レンタルの話を書きましたので、年金の話は致しませんでした。

 では、3年前のものですが続きを貼り付けます。

     ブッキンと年金 18

 KSNの皆さん、お邪魔します
                           ブッキンです。
  年金のお話を続けます。

 公的年金制度は,社会全体で高齢者の生活をささえるものでありますから、我が国においては、全国民が必ず国民年金(基礎年金)制度に加入しなければならない仕組みに(国民皆年金)となっています。

 公的年金制度は、全国民で高齢者の生活を支えることにより成り立っております。自分の払った保険料を積み立てておいて将来それを受け取る仕組みではないのです。

 ですから、公的年金制度に加入しない未加入者、加入をしても保険料を支払わない未納者は、高齢者の生活を支えるという社会連帯の輪の中での国民としての義務を果たしていないことになります。

 所得が低いので保険料を支払うことができない人に付いては保険料が免除されていることはお話いたしましたが、それにあたらない未加入・未納者は、保険料を支払う所得があるにもかかわらず、年金制度に対する理解が欠けているために保険料を納付しない人々でありまして、当然ながら保険料納付をすべき人々なのです。

 現在の未加入・未納者の実態を示す資料が手元にございますが、所得面で納付者と大きな差はありません。

 したがって、未加入・未納者は公的年金に対する理解が欠けている方が多いといえます。
残念ながら、若者に限った問題ではないのです。

 驚くべきことは、年収壱千万円を越える人の中に2~3%の人が未納者に含まれることです。自分の事は自分でする、国は当てにしない、だから保険料を払う必要はないという考えだと思いますが、なんだか淋しくなります。

 この方々は、自分の親の年金は他人に払ってもらう事を知らないのでしょうか。

 我が国の公的年金制度は、税方式でなく社会保険方式をとっています。

長くなりました、今日はここまでにします。ではまたお話します。

        ☆★~Bukkinn~★☆

 ※  本年6月年金改革法が成立しましたが、上記の事は全く変化していません。
b0032380_1430165.gif
# by bukkin | 2004-10-21 08:30 | ブッキンと年金の話 | Comments(0)
ブッキンと年金 19
 午前中の会議も終わり、自宅に帰りPCに向かっています。
今日は、今までに無い冷え込みです。寒いと感じます。懐も寒い上、気候までも冬に向かっている事を思うとブルブルします。
 ブッキンは冬に弱いのでございます。

 では、年金の話でも貼り付けましょう。

   KSNの皆さん、お邪魔します
                          ブッキンです。

 公的年金は、税方式でなく社会保険方式をとっています。

 我が国の年金制度は、現役世代の間(20歳~60歳までの40年間)、働いて得た収入から保険料を納付することによって、自分自らの親等、その当時の高齢者(65歳~終身。平均約15年間)の生活を支えることになっています。

 そうしてその義務を果たした人について、将来、その人が高齢者になった時に、かつてその人が高齢者に対して貢献してきた度合い、すなわち保険料納付実績に応じて、子や孫にあたるその時代の現役世代から、仕送り(納付)されてくる年金を受け取る資格が生じるというものなのです。

 社会保険方式の利点としては、現役世代の間、働いて収入を得るという自助努力を行う者に対して、その自助努力に応じて年金給付を行うということを基本にしています。

 これは、自助と自律の精神を基本とする我が国のあり方に相応しいものと言われます。

 また、現役時代に働いて得た収入による保険料納付の実績が記録され、その記録に基づいて年金が支給されますので、保険料負担の国民的合意が得やすいのです。

 基礎年金の給付総額は、現在、15,1兆円、2025年には22,9兆円という巨額に達するということで、保険料財源を基本として税財源を組み合わせていくことが最も安定的は方法であると考えられています。

 諸外国でも、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ等主要先進国の年金制度は、皆、社会保険方式をとっているそうです。

 これに対して税方式は、実質的に生活を保障する水準の年金を保険料でなく全て税金で所得に関係なく定額を支給するものです。

 当然、消費税率は凄く高くなります。

この制度を取っている国は、今のところニュージーランドだけだそうです。

 社会保険方式よりも税方式が良いと言う人もいますが、税方式は、すべての高齢者に満額の基礎年金を支給するという利点があるようですが問題点もかなりあります。

  長くなりますので、この次にお話します。   ではまた。

  ※ これは3年前、KSN-MLに連載したものです。    b0032380_1435829.gif~bukkin~
# by bukkin | 2004-10-21 07:06 | ブッキンと年金の話 | Comments(2)