今、天草倉岳近海には小サバが群れています。昨日の大きさは平均20センチ前後です。
サビキに群がって食いつきますので始末に終えませんが、逃がしてしまうのには勿体無いのであります。最初のころはリリースしていましたが、あまりに小サバばかり釣れるので試しに持って帰りましたところ、財務大臣が文句も言わずに調理をしてくれたのであります。
まず、
刺身に付いて述べてみます。スーパーの魚コーナーでキビナゴの刺身が透明なパックに入っているのを御覧になった方は良くお分かりと思いますが、三枚に下ろした小サバの刺身が、あのように折りたたまれてきちんと小皿に並んでいたのであります。
わさびがつけてありました。どんな味がするのか恐るおそる醤油をつけて食べてみました。
マグロのトロのような舌触りであります。新鮮な魚の食感はゴリゴリしていますが、これはなんともいえない不思議な感じでした。
変な味ではなかろうかと一瞬ためらいながら食べてみましたが、食えないことはありません。小サバなんか食えるかと思えば美味くはありませんが、魚の種類が分らぬものが食べると「これは美味い。何の刺身ですか?」と聞くに違いありません。それほど珍しい味がいたしました。
もう一つは
小サバの煮付けであります。結構な味でした。身離れがよくて食べやすく何匹でも食べられます。
財務大臣に調理法を聞きましたら、写真のような
「クック膳」という電子レンジ専用の特殊な鍋に入れて炊いたものだと言うことであります。
サバは頭を落として腹を出し、醤油と味醂と砂糖に生姜を短冊状に切って入れ、きっちり蓋をしてレンジで、数回に分けて炊けば味が沁みこんで美味くなるとのことであります。この鍋の特徴は、密閉されますので煮汁がこぼれないし、減らないということであります。
この鍋ではなく普通の鍋でも出来るそうですが、長く炊くと煮汁がなくなり辛くなるのだそうです。
これで、小サバは食べられることが分りましたし、青魚は健康にも良いそうですので、今度からは自信を持って持って帰りたいと思います。
リリースしても大きくなってから私のところにもどって来るとは決まっていません。