山の神の実家から「南瓜が沢山あるから取りに来ないか?」という電話がありましたので、年金暮らしの財務大臣にとってはまるで福の神が舞い降りたような気がしたのでしょう。
早速運転を命じられたのは気の弱い私でございます。午後から上天草市の松島まで往復する運転手を勤めました。
家内の実家は弟が跡取りをしている半農家であります。
弟夫婦は既に年金生活に入っていますが、畑に時の野菜を作って家計の足しにしているのであります。
今はカボチャが花盛りで、ごろごろと畠に転がっているのであります。
その隣には西瓜が小さな実をつけています。
今日はカボチャを10個もらってきましたが、この次は西瓜をもらいに行くことになるでしょう。
家内の両親は既に亡くなっていますので、墓参り方々時々野菜をもらいに行くのが家内の楽しみのようです。
私は黙って運転手を勤めています。ですからきっと何か良いことがあるに違いありません。
私にとってよいことは、美味いものを食べさせてもらうことであります。帰りに魚屋によってクロを買ってきましたので、晩酌の肴はクロの刺身でしょう。
魚は自分で釣ったのが良いのですが、私がいつも釣る魚にはクロは居ないのであります。
財務大臣はクロが食べたいといつも言ってますので、私の御褒美よりも自分が食べるためにクロを買ったような気がしてなりません。