隣の家が新築され、しかも二軒分(約130坪)の敷地を使用した鉄筋の大豪邸とあっては、流石に築32年の我が家は見苦しく、思い切って外装のリフォームをすることに致しました。
あと十年ぐらいしか耐用年数はないと思いますが、頼みの息子夫婦は二世代住居を立てることを嫌って別に新築いたしましたので、年金暮らしの爺婆には新築する余裕はなく、動けなくなるまでこのおんぼろ家にしがみ付いて生きるしか方法はないのでございます。
どちらかが欠けた場合は老人ホームに行かなければなりません。
仕方がありません。せめて外見だけでも、見劣りしないようにして余生を過ごすことにいたします。
本日から工事が始まりました。今日は足場が組み立てられました。
私の家の屋根は急勾配になっていますので高い足場を設けなければ危険で、工事が出来ないのであります。
若気の至りで、見掛けの良い家を選んだばかりに瓦一枚破損しても高い費用をかけて足場を組まなければ仕事が出来ないのであります。
ですから台風が来るたびに肝を冷やします。でも今更悔やんでもはじまらないのでございます。
費用のことはすべて家の財務大臣が取り仕切ることになりますので何とかなるでしょうが、年金以外に稼得収入がない私にとってますます財務大臣に頭が上がらなくなるのであります。
財務大臣は、工事の方々にお茶を出したりおやつを出したりするのに忙しく、私には目もくれません。
家にいても邪魔になるだけですから、明日は釣りばかN船長の船で釣りに出かけます。
午前4:00、宇土山本釣具駐車場集合出発です。早めにオネンネ致します。