第88回全国高校野球選手権大会第5日目、郷土の代表熊本工業高校が三重県代表の三重高校を6対4で下し、見事に初戦突破を果たしました。
本日の第1試合で、9:30からテレビ中継を観戦いたしました。
熊工は、1~2回裏、プロも注目していると言う三重の好投手梅村が立ち上がり制球難に苦しんでいるのを攻めて5点のリードを奪い優位に立ちました。
この調子だと圧勝するのではないかと思われましたが、中盤以降は圧勝どころかいつ逆転されるか分らないようなハラハラドキドキの連続でした。
苦しい試合だったと言っても良いでしょう。
三重がこつこつとヒットを重ね1点1点と点を返し二点差まで詰め寄って来たのに、熊工の強力打線は沈黙したままです。
ヒットの数は三重が15本、我が熊工はたったの5本。三重が三倍も打っているのです。
三回以降立ち直った好投手梅村のピッチングに翻弄され追加点がなかなか奪えないのでございます。
9回に熊工の先発投手隈部が無死一、二塁のピンチを迎えた時、これは負けるのではないかと不吉な予感がしました。
この時熊本大会で不調だったためほとんど登板してなかったエース前田がリリーフとして登板いたしました。
祈るような気持ちで彼の投球を見守りましたが見事に逃げ切りました。後一本三重にヒットが出れば逆転されていたことでしょう。まさに薄氷を踏む思いのような勝利でした。
次の相手は本日の第2試合で秋田県代表の本荘を下した奈良県代表の天理です。天理は強豪であります。気を引き締めて懸からないと勝利は覚束ないでしょう。
第二戦も突破できますよう心から祈念いたします。