本日の熊日朝刊第一面に、「教員に仮免許制を」と言う見出しがありました。
政府の規制改革・民間開放推進会議の「中間取りまとめ」の最終案が判明したとのことです。
これをたたき台として、秋から各省庁との会議が始まり、年末に答申をまとめ首相に提出するのだそうです。ですからまだ決定したものではありません。
それによると、教員採用に付いて「児童・生徒を日々相手とする教育指導の能力・実績を踏まえずに、一回の採用試験のみで教員の適格性を判断するのは困難」と指摘。
仮免許制を導入し、校長だけでなく、同僚教師、生徒、保護者の評価を踏まえて本採用に移行する制度に変更すべきだとしています。
問題教師が多発する今日、是非この制度を実現してもらいたいと思います。
現在の制度では、一度採用されますと、地方公務員法により身分が保障され、周囲のものが教師として不適格ではないかと思っても、容易に罷免することは出来ません。
懲戒免職になるようなことは無く、ただ指導力が不足しているぐらいでは、分限免職なんて出来ないのが現状です。私生活上にかなりの問題があったり、指導力の無い学校のお荷物になるような教師がいても、2年ぐらいで転勤させ、学校間を盥回しにしている現状があります。
このようなことは、児童・生徒の為に決して良い事ではありません。一日も早い制度の改革を心から望みます。