私の家は、7月盆なので、今日からお盆入りです。
お盆には、先祖や亡くなった人たちの精霊が灯かりを頼りに帰ってくるといわれ、十三日の夕刻に、仏壇の前に盆提灯や盆灯籠を灯し、庭先や門口で迎え火として麻幹(おがら)を焚くと言う風習がありますが、それが「迎え火」と言われています。
私の家庭は長い間、提灯を墓地に持参し、そこで灯した明かりを持って精霊を家内の実家まで導く事を迎え火とするお盆を過ごして参りましたが、熊本市に住むようになってからは墓地が遠いため、それが出来ず、家に盆灯篭を灯すことで迎え火とし、送り火に墓参をすることにしていました。
しかし、上天草市松島町の墓所を、今年3月熊本市営桃尾墓苑に移設しましたので、今年は以前していたように、墓参りをして先祖の精霊を迎えることに致しました。
先刻、家内と二人で墓参し、精霊を迎えてまいりました。車ですから盆提灯は持参せず蝋燭と線香を持参いたしました。
仏壇の前には盆灯篭が灯っています。これが私の家の「迎え火」です。