昨日発表されたノーベル医学生理学賞に決まった大隅良典(71)東京工業大栄誉教授が研究している「オートファジー(自食作用」)は、生命を維持するための基本的な仕組みで、様々な病気と関わることが分かってきたとのことでございます。
国内外で、がんをターゲットにした新たな治療法の研究が進んでいるとのことであります。
オートファジーは細胞が不要になったタンパク質を分解して栄養源に再利用する仕組みだそうで、その仕組みを抑え、栄養を得られないようにすればがんの増殖を止められるとのこと。
また逆にオートファジーを過剰に働かせるがん治療の構想もあるそうであります。
大隅さんは記者会見で「オートファジーの異常で変なタンパク質がたまって病気になることが分かってきた。細胞の中をきれいにすることが重要な役目。これからの医学応用で大事になる」と述べておられます。
素晴らしい発見であります。日本の誇りでございます。