ルビコン川を渡る?
 現在国会では、野田首相が社会保障と税の一体改革関連法案に関する修正協議で最終局面に差し掛かっていますが、首相は「ルビコン川を渡る」ことも辞さない構えのようであると報じられています。
 ルビコン川を渡るとは一体どんなことなのでしょうか。
 

 「共和政末期の古代ローマにおいてルビコン川は、本国である「イタリア」と属州ガリア・キサルピナの境界線の役割を果たしていました。
 軍団を連れてこの川を越えて南下することは法により禁じられておりまして、その南下行為はすなわち共和国に対する反逆とみなされていたのであります。

 紀元前49年1月10日、ローマ内戦においてユリウス・カエサルが共和制に反逆するため武装軍団を引き連れてルビコン川を渡ったとのであります。
 
 この際にカエサルが「賽は投げられた」(Alea jacta est, アーレア・ヤクタ・エスト)と檄を発したことは余りにも有名であります。」


  このことに因んで「ルビコン川を渡る」は以後の運命を決め後戻りのできないような重大な決断と行動をすることの例えとして使われるようになったのであります。

 本当に野田首相はルビコンを渡るつもりなのでしょうか?もし渡れば民主党は大混乱。政界は一寸先は闇の世界になります。
 もしそうなれば、消費税増税関連法案をめぐる与野党の修正協議で民主・自民・公明3党が合意しつつある年金に対する内容も元の木阿弥になってしまいます。

 年金生活をしている私たちは現状のままでございます。喜ぶべきか悲しむべきか・・・
改定法案の内容に腹が立っていますので、喜ぶべきことかもしれません。
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by bukkin | 2012-06-14 18:37 | ブッキンのつぶやき


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