昨年の3月11日午後2時46分。東日本大震災が発生いたしましたが、その時東京にいて帰宅困難者となってから丁度一年が経過いたしました。
帰宅難民(リンクしています)
昨日は政府主催の東日本大震災追悼式が行われ、手術後未だ十分に回復されていない天皇陛下は皇后さまとともに出席され犠牲者に哀悼の意を述べられたのでございます。
地震・大津波・原発事故等の未曾有の大災害の悪夢はまだ消えてはいません。復旧に全力を挙げなければならないのに撒き散らされた放射能は消えず、瓦礫の山はまだ到る所に残っています。
最近、大災害の反省から、もし首都圏に大きな直下型地震が発生したら、数十万人の帰宅困難者が発生するであろうと盛んに報道されています。
私は昨年浅草で地震に遭遇し、東京メトロの運転見合わせにより足止めを食い、運転再開したメトロに乗って上野駅まで参りましたが、そこで完全に帰宅難民となったのであります。
上野駅でJRから締め出され、私鉄の地下通路で寒さに震えながら一夜を明かしたのでございます。
翌朝山手線は運転見合わせ。東京メトロの銀座線が動いていましたので、それに乗って新橋まで行き徒歩で浜松町に行きつき、運良く動いていたモノレールに乗って、やっとのことで羽田空港に到着し、数時間並んで飛行機に乗ることができましたので、フラフラになりながら熊本空港に帰着できたのでございます。
悪夢のような経験でしたが、被災地の皆さんのことを思うと大したことではなく、それ以上に胸が痛みます。
明日は1年ぶりに全国評議員会に出席するため早朝から東京に向かいます。直下型地震に遭遇しないことを祈っています。