現在は不景気。デフレの真っ最中であります。
インフレが良いのかデフレが良いのか考えれば、加熱すれば両方ともよくないに決まっていますが、緩やかな現象の交代は望ましいことなのでしょう。
日銀は、消費者物価の前年比上昇率1%を目指し、それが見通せるようになるまでゼロ金利政策を続けると決定したとのことであります。
事実上緩やかなインフレ目標を初めて導入するのでございます。
その結果日経平均株価は続伸し9000円台を回復し、円相場は78円台に下落いたしました。
日銀が大量の国債などを普通銀行から買い入れて円を放出すれば 貨幣価値が下落し円安は進行するのは当然ですが、それが好ましいことなのかよくわかりません。
年金生活者は、年金が下がらなければデフレのほうが当面は安定していますが、不景気が続けばやがて年金減額に結びつき、生活は苦しくなります。
インフレになれば物価に連動して年金受給額は上昇することになっていますが、急激な上昇が訪れた場合物価の上昇に追いつかなくなり生活苦になります。
年金受給者は2.5%も貰い過ぎだということで毎年0.9%ずつ減額されようとしていますが、インフレ政策が進行すれば一体どうなるのでしょう。
毎年1%成長するとすれば、3年も経てば2.5%は解消するのであります。
一体全体どうするつもりでしょう?