本当はどっち?
 この度発生した巨大地震のことですが、気象庁は「東北地方太平洋沖地震」と命名したのですが普通は「東日本大地震」と報道されています。
 ところが、震災の呼び名については不思議なことに二通りございましてこんがらがってしまいます。

 NHKテレビでは「東北関東大震災」と報じていますし、新聞やテレビの民放では「東日本大震災」と報じられています。

 どちらが本当なのでしょうか?統一してもらわなければ頭の弱い私には訳が分からなくなってしまいます。

 私の私見ですが、東日本大震災のほうが分かりやすいのでございます。

 ところが東日本、西日本とよく言われるが、明確な境界線はないのであります。
 正確にいえば、ないのではなくありすぎるのでございます。

 何を基準にして境界線とするのかで変わってくるのですから困ってしまいます。
 
地震などの地球科学からみた境界線は、やはり本州の中央部を横断する大地溝帯フォッサマグナの西辺にあたる糸魚川静岡構造線ですから、これが日本列島を東西に分ける境界線であると考えたほうがよいと思います。

 この糸魚川静岡構造線よりも東が北アメリカプレート、西がユーラシアプレートと呼ばれ、その境界地域では火山活動や地震が起こりやすいことはよく知られているのであります。

 そのように考えればNHKのように「東北・関東」とあえて言わなくとも「東日本」として括ったほうが分かりやすいと思います。

 東北関東大震災では大正12年(1923年)の関東大震災と紛らわしくなってしまうのでございます。

 いらぬお節介でしようか? 

 まだ頭は禿げていませんが、これを機会に禿げるかもしれません。
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by bukkin | 2011-03-17 17:43 | ブッキンのつぶやき


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