熊本県公立高等学校の前期選抜入試が始まりました。
平均志願倍率は2.81倍。各校が定員の20~50%を募集するものでございます。
熊本市の済々黌は9.04倍で、熊本市内の普通科で軒並み5倍強の競争率だそうであります。
何故こんな入試をするのでしょうか、”15の春は泣かせない”という言葉がありますが、わざわざ泣かせるような入試制度なのであります。
合格した子供に何の特権もあるわけではなく、後期入試で合格した子供と全く同じ取扱であるとのことで何のメリットもございません。それに対して、志望校に合格可能な多くの子供が前期選抜で振り落とされて泣くのであります。
泣いた後で再び同校を受験するのですが、そのほとんどが合格するのです。何ということでしょう。
私立高校に流れる優秀な人材をつなぎとめるということのようですが、バカみたいな制度でございます。
書きたいことは山ほどありますが、腹が立ちますのでこのくらいで止めにいたします。