雀百まで踊りを忘れず
 国民栄誉賞を受賞された女優の森光子さんが麻生内閣メールマガジン第37号に「感謝の気持ちを込めて、歩み続ける女優の道」という一文を寄せられています。

 雀百まで踊りを忘れず_b0032380_1944156.gifその一部を紹介いたします。「雀百までと申しますか、ひとたび稽古に入りますと、私も不思議に思えるほどに、身も心もおどり、林芙美子役を生きている自分自身を感じておりました。そして、初日から5日目の5月9日には、通算2000回目の公演を迎えることができました」。
 
 通算2000回の公演とは信じられないような数字であります。これまで幾多の困難な場面に遭遇されたこともあったと思いますが見事にこれに立ち向かい、切り開いてこられた結果がこの度の栄誉に輝いたのだと思います。
 
 雀百まで踊りを忘れずと言いますが、御年89歳の森さんには、今の子どもたちに必要とされている「確かな学力」、「豊かな人間性」、「健康と体力」の三要素からなる「生きる力」が確かに息づいているように感じるのであります。
 
 これからの子どもたちには、基礎的・基本的な知識や技能は勿論ですが、これに加えて、「学ぶ意欲」や「思考力・判断力・表現力など」を含めた幅広い学力を育てることが必要と言われています。

 しかし、これを身につけることは容易なことではありません。

 学校だけでなく、家庭や地域と一緒になって育まなければならないのです。特に学校では生涯学習の観点から社会に出た後も学び続けることができる資質や能力を育むことが重要であります。
 
 森さんの言葉のように百まで忘れないようなものを子どもたちに身につけさせることができたらこんなに嬉しいことはありません。
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by bukkin | 2009-07-02 19:04 | 思考・愚考


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